SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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中指立てて「ヘイヘイ」かい?

ビーチブレイクは子供達の道場

ビーチブレイクは子供達の道場


明らかにその子の前乗りだった。
ルール上ではその子がプルアウトすべきだったのだろう。
しかし、どうなんだろう。
後ろから「ヘイヘイ」と叫びながら両手の中指を立てながら乗ってきたそのサーファーは先ほどからセットの波に乗りまくっていたではないか。
将来のあるチビっ子に1本くらい譲ってあげてもいいのではないか。
何となく腑に落ちない思いでその光景を眺めていた。

トリップに出かけるとここぞとばかりに波に乗りまくるサーファーが少なくない。
そういえばかつてのボクもそうだった。
周りが見えなくなってしまい、とにかく自分がいい波に乗ることだけにフォーカスしてしまう。
サーファーであれば時にはそんなふうになってしまうのもある程度理解できる。
しかし、周りにいる子ども達を無視してひたすら自分勝手に波に乗りまくるってのはどうなんだろうか、などと不愉快な気分になった。
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サマサマ号でゆく、スンバ島の旅。〜その2 心は真っ二つ 〜

Super funなレフト

Super funなレフト


 サマサマ号に乗り込むと否応無しに裸足生活が始まる。
ビーサンを所定の位置にしまいこむと旅の終わりまで持ち出すことはない。
何しろ旅中はサーフィンをしているか、船で過ごすかのどちらかというごくシンプルな生活を送ることになるのだ。
サーファーにとってはこれ以上ない贅沢な旅なのである。

前回のスンバトリップでは港から丸1日の航海を経てようやく1ラウンド目のサーフスポットにたどり着くことができた。
しかし今回はOMツアーさんとの打ち合わせで密かに初日の夕方からサーフィンができるプランを立てていた。
我ら塩漬け頭のサーファーたちであってもそういったところにはちゃっかり機転が効いてしまう。
午前中にバリ島を出発し、夕方には塩に浸かれるという魂胆なのである。

今回の旅にはサーファー御用達の波情報サイト『波伝説』から加藤社長をはじめ、3人のスタッフがクルーとして参加していた。
彼らは普段から波に点数をつけることを生業としている。
そんな彼らには今回の波に逐一点数をつけてもらうことにしてみた。
これは案外興味深い試みである。

>> 次のページは >> いきなりの試練が・・・

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サマサマ号でゆく、スンバ島 〜 その1 サイコーを求めて 〜

どうですか、この波!

どうですか、この波!


この1年、やや狂ったかのようにボートトリップへと出かけている。
今回のこの旅で実に5度目の乗船となる。
もうここまでくると立派な中毒症である。
「もう揺れていないとダメな体になってしまったの、ワタシ」
末期的症状を伴う体の震えは一歩船に足を踏み入れた瞬間からゆっくりと収まっていく。
そんなよくわからない病的妄想を抱きつつ今回もOMツアー主催のサマサマ号スンバトリップへと身を委ねていくのであった。

ボートトリップの魅力は色々とある。
そのあたりに関してはこれまでも雑誌やブログ記事で何度となくご紹介してきた。
しかし、本当の真髄的魅力というのはやはり何を差し置いても『波』にあると勝手に思っている。
ボートでしかアクセスできないような辺境の地のサーフスポットでは当然混雑などとは無縁だ。
いや、無縁どころか陸にも海にも空にもどこにも人っ子一人いないという世界が広がっている。
そうなってくると波のクオリティがそこそこだったとしてもまあ満足できてしまう。
しかし、そんな環境下でなおかつ波が素晴らしかったらやはりその旅は『サイコー』となるにちがいない。
今回もまたそんな『サイコー』を求めて懲りずに船に乗り込んだのであった。

我らがサマサマ号

我らがサマサマ号


今回の目的地はスンバ島である。
バリ島から東にロンボク、スンバワと続き、そのお隣がスンバである。
バリはもちろんのこと、ロンボク、スンバワと比べても知名度の低いマイナーアイランドである。
道の整備もまだまだで、マラリアの危険もささやかれる秘境中の秘境だ。
ランドトリップを敢行するにはリスクが大きい。
ポイントの近くにでき始めたいくつかのサーフキャンプですら、水道、電気と言った基本的ライフラインすらもあやしいと聞く。

そこで登場が我らがサマサマ号なのである。
そんな場所にはボートがぴったりだ。
きっちり3食つきで、サーフィン後の冷えたビンタンビールも約束されている。
マラリアを運んでくる蚊たちもさすがに海を渡ってきたりはしない。
移動時間はゆらゆらと波間に揺られながらの気持ちのいい居眠りタイムが約束されている。
道なき場所にでも楽々と海からアクセスできてしまう。
スンバはまさにボートトリップのための島、と言っても大げさではないのである。

昨年の旅ではレギュラーの恐ろしくクオリティの高い素晴らしい波を当てることができた。
しかし旅程の大半をそこで過ごしてしまい、周辺のスポットをまわれなかったという反省点も残していた。
同じ轍を踏んではならないとばかりに、今回は事前にしっかりとスンバのサーフスポット情報を収集して旅に臨んだ。
辞書を片手に洋書も読み込んだ。
まあまあやる気なのである。
その結果、とにかくあちこちにワールドクラスの波が潜んでいることを事前にキャッチできていた。
サマサマ号のキャプテンとの会話の中にもそんな風にして得た豆知識を散りばめつつ、暗に「今回は色々と連れて行けよ、俺は色々と知ってんだかんな」という無言のプレッシャーをかけ続けた。
そしてこの旅はそんなボクのたゆまぬ努力が身を結び、次々と素晴らしい波をキャッチすることになった、などと都合良く自分ワールドを形成しつつ悦に入っていくのであった。
まあとにかく、今回の旅はボクのボートトリップ史上においても最高の旅になったことだけは前もって明記しておこうと思う。

つづく

その2はこちら

(有本圭)
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ガル子物語 vol59  〜 神様からの伝言 〜

この日の夜、ガル子の口から思わぬ言葉が

この日の夜、ガル子の口から思わぬ言葉が


インドネシアの秘境を巡るボートトリップからバリ島の空港に降り立った。
ボクは手つかずの大自然の中で想像を超える素晴らしい波で思う存分サーフィンした充実感に満たされていた。
そして、10日ぶりに会えるあの屈託のない笑顔のことを想うと自然と胸が高鳴っていた。

「ただいまー!」
勢いよく玄関のドアを押した。
ニカッと輝く笑顔がボクの胸に飛び込んできた。
「オトーっ!!」
小さな柔らかい手がボクのドス黒い手に絡みついてくる。
ある意味、今のボクにとってはこの瞬間こそが旅のクライマックスだったりするのだ。

10日ぶりの家族団欒。
帰るべきところに戻ってきたという安心感を噛み締めながら食卓を囲っていた。
「今日ね、ガル子すごかったんだよ」
食器を片付けながらド天然嫁が『ねー』とガル子に目配せをした。
ガル子はちょっと得意そうな表情を浮かべながら「うん」と頷いた。
「ん? 何が? 何がすごかったの?」
ボクは期待を込めて話を先へと促した。
「今日ね、30分も集中してヨガができたんだよね」
ド天然嫁は再び「ねっ」とガル子に目で合図を送った。

ガル子は学校のお友だちと週に1度キッズ対象のヨガクラスに通っている。
ガル子はまだ集中力が続かないことが多く、何をやっても途中で飽きてそわそわとしてしまうのが常であった。
「すごいじゃん!」
ボクはガル子のふわりと柔らかい頭を優しく撫でた。

>>  次のページは  >>  感動のあまり言葉を失った出来事が・・・

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My Bali Story

kick隊長のおかげで今の僕が

kick隊長ののおかげで今の僕が 

ボクの場合、バリが大好きで大好きで念願叶ってようやくバリ移住を果たしたというわけではなかった。
海外に移住をしようと思い立ち、何箇所かの候補地を上げたうちの一つがバリだった。
子どもを育てる環境、治安、経済面などをもとに熟考を重ね、バリに決めたのが2011年。
過去に取材の仕事で2度ほどバリ訪れたことがあったが、あくまでも表面上のバリしか知らなかった。
まさに右も左もわからずのバリ移住だったのだ。

波の素晴らしい場所には少なからずローカリズムが根付いていることが多い。
場所によってローカルルールが異なってくる。
その地域特有の価値観や考え方が反映されている。
もちろん世界のサーフアイランドであるバリ島にも独特なローカリズムが存在していた。

移住当初、ボクはそういった深い部分までは到底理解していなかった。
ローカルサーファーたちとの接し方に戸惑うことも少なくなかった。
挨拶しても無視されることもあった。
ただポイントをチェックしているだけで追い出されるようなこともあった。
明らかにわかっていながら前乗りをされることも1度や2度ではなかった。
バリってなんなんだろう。
バリのことを嫌いになりかけていた時期もあったのだ。

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その笑顔の裏側に

神と共に暮らす人々

神と共に暮らす人々


ハワイアンのハートにはアロハスピリットがある。
日本人には大和魂?
ではバリのスピリットはなんて呼ぶのだろうか?
そういえばこれといって代表するような言葉が見当たらない。

でも、バリにはこれらに替わる素敵な言葉がある。
それは・・・
Om Swastyastu
オム スワスティアストゥ

この言葉はバリ島の言葉バリ語である。
バリ人同士が挨拶に使う言葉で、手を胸に合わせて使う神聖な言葉だ。
電話口でも「もしもし」の代わりに「オムスワスティアストゥ」なんて言い合っている。
朝でも夜でもどんな時間でも使える言葉なで、意味は『神の恵みのもと、幸せでいられますように』的なニュアンスを伝ているらしい。
『神』なんていってしまうと我々日本人はやや胡散臭く感じてしまうのであるが、バリ人たちは『神』の教えに基づいて人生を形成している。
独特な宗教観のバリヒンドゥの教えを理解しない限りは本当のバリは見えてこないのである。

ここで一つ彼らの人生観を垣間見ることのできる信仰に触れてみたいと思う。
バリヒンドゥ教では古くから『輪廻転生』の教えを説いている。
つまり人は死で終わりなのではなく、死んだら魂は再び他の肉体を得て生まれ変わってくる、という考え方だ。

彼らは『死』を次の世界に移行する喜ばしい出来事としてとらえている。
「え、でも死んだら悲しいじゃん」
というのは日本的な発想。
お葬式で泣いている人なんて見たことがない。
泣いたりしていると叱られてしまうという話も聞いたことがある。
残された者たちが泣いて悲しんだりしていると、その思いに引きづられるようにして魂が次の世界にいけなくなるのだとか。
彼らはこういった思想に基づいて生きているのである。

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素敵な生き方

バリを代表するスポット、ウルワツ

バリを代表するスポット、ウルワツ


ある日の夕方。
「バリは世界のピークだ!」 なんてことを酔っ払いながらキック隊長と唾を飛ばしつつ熱弁を交わしていた。
腰を痛めてしまったボクはもうとにかくアルコールを体に注入していくしかなかったのだ。
そんでもって何が世界のピークかって?
そりゃあなんてったってアンタ、波ですよ、波。
1年365日、とにかく毎日がThe Dayだ。
日本の波情報的基準からいうと年間平均得点が70点越え(勝手に)。
島のどこかでは必ずオフショアが吹き、スウェルも途絶えることはない。
波の小さいときにはロングボードを持ち出せばこれまた最高のコンディションとなる。
トリップでバリ島に来たことのある人なら頷いてくれると思うが、とにかくハズレがないのがこのバリ島の凄さなのである。
そんな島、世界探したってそうあるもんじゃないのだ。

でも世界は広い。
バリ島以外にもサーフアイランドと称される島がある。
それはハワイをおいて他にはないだろう。
今から15年前に半年ほどハワイで暮らしていたことがあるが、ハワイの波のクオリティは半端ではない。
それに加えてサーフカルチャーに歴史と深みがある。
普通のおっちゃんが普通にエアーを決めていたりする。
ハワイといえば誰しもが認める世界一のサーフアイランドだ。
でもハワイでは波がデカすぎてサーフィンができないって日が結構頻繁にあった。
ただの実力不足という意見もあるのだが、まあそれはさておいて。
一流のサーファーや大波にヨダレを垂らしてしまうようなビックウェイバーにはいいのかもしれないが、一般サーファーでは命がいくつあったって足りやしない。
その点バリ島では波がデカすぎてサーフィンできないなんて日はそうそうないし、そんな日でもファンウェーブで楽しめるポイントだっていくつも取り揃えている。
そんな意味でもバリは世界のピークだ! などとほざいていたのであった。
これはもう完全に酔っ払いの独断と偏狭的意見であるわけなので異論反論オブジェクションはご勘弁願いたい。
>> 次のページ >> バリの本当の実力とは 

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調子をコクと・・・

陸トレ中に腰痛再発

陸トレ中に腰痛再発


調子に乗るとロクなことはない。
ここ最近、ここ近年になく体調が良好で、サーフィンも絶好調モードに突入していた。
さらにコンディションを良くしようと家でストレッチをしていた時に事件は起こった。
開脚をしつつ前屈をしていた時のこと。
どんどん体が伸びていくのを感じながら自分の限界を少しだけ超えようとした時。
ピキッ。
腰全体に鋭い痛みが走った。
思わず「アタッ」、声が漏れた。
すぐに足を閉じ、体勢を戻してみたものの時すでに遅し。
鈍い痛みが腰全体に広がり、タダゴトでは済まないことを瞬時に悟った。
体調が良かったことの過信が招いた悲劇。
そういえば、子どもの頃オカンに「あんた調子に乗るんじゃないよっ」と口酸っぱく言われていた。
本当に調子に乗るとロクなことはない。

>> 次のページは >> 原因究明を急ぐ

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土俵際

老舗のサーフィン専門誌がとうとう

老舗のサーフィン専門誌がとうとう


どうやらサーフィンを取り巻く環境が劇的に変わってきているようだ。
サーフィンがオリンピック競技に決まり、マスメディアでもサーフィンが取り上げられるようになってきた。
サーフィンの世界大会がテレビで放映されたりスポーツ新聞でサーファーが取り上げられたりもするようになってきた。
これから一気にサーフィンに対する注目度が上がりそうな気配が漂う中、1980年創刊の雑誌『サーフィンライフ』が一旦その幕を閉じるというニュースが入ってきた。(サーフィンライフだけ他社が引き継ぐという話はあるみたいですが)
運営会社が倒産するという事態に陥ってしまったということなのだ。
業界内ではかねてから噂にはなっていたが現実になるとは。

ライターの端くれとしてその出版社の記事を書かせてもらったり、連載企画を持たせてもらったりと何かと思い入れがあっただけに残念である。
しかし、時代は無情なまでに加速し、ついてゆけないものは淘汰されることになる。
それがこの厳しい世の中の掟というものなのかもしれない。

>>  次のページは >>   いよいよ土俵際に

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さあ、次のステージへ

さあ、次のステージへ!

さあ、次のステージへ!


何を目指すか。
44歳になってもまだ往生際悪くそんなことを考えている。
まだまだ何かを目指したい。
今、ボクの視界に入ってきている景色以外も見てみたい。
欲張りと言われてしまうかもしれないが、そんなふうに思ってしまうのだ。

振り返ってみると、いつも何かを目指してここまでやってきた。
プロサーファーになりたい、と志してプロになった。
南の島で暮らしたいと思い続けて今バリ島で暮らしている。
いつかは物書きの仕事をしたいと思い、ライターの仕事をさせてもらっている。
叶わなかった夢も過去にはたくさんあった。
でも、すべてが叶わなかったわけでもなかった。 続きを読む…

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