SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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第2章16話 tikiz物語 ~ やっぱり海に救われた ~ 

ALOHA!!
tikizヒデです。
まったく人生ってどうなるかわかりませんよね。
いいことも悪い事も突然やってきたりします。
今回のお話も俺が苦しみもがいていた時のお話です。
それではどうぞ!


まったく予想していなかったわけではなかったが、やはりショックは大きかった。(前回はこちら
Eちゃんが去っていった後しばらくの間海に立ち尽くしていたがそのときの記憶はほとんどない。
まさに『呆然』という状態だったと思う。
記憶に残っているのは、Eちゃんの左手薬指にはめられるはずだった指輪を海に投げ入れたことだけだった。
覇気を失ったヒデ

覇気を失ったヒデ


それからの数日間は覇気を失い、仕事にも手がつかなかった。
冷静さを取り戻した後もやはり希望を失ってしまっていた。
休みの日は家から一歩も出ずにただ呆然と時を過ごす事が多かった。

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第2章15話 tikiz物語 ~ 一寸先は闇だった ~ 

2006年秋、あざみ野に越してきて約1年が経っていた。
店長になり、お店は一時期の低迷から抜け出すことに成功し、軌道に乗り始めてきていた。
少しずつ心に余裕が生まれ始めた俺は密かに湘南に戻る計画を立て始めていた。

当時プロサーファーとして現役で活躍していた圭君(有本圭プロ)と『FLOW FREE SURF MEET』というサーフクラブを結成しており、海の仲間がたくさんできていたこともあってやはり海へと戻りたくなっていたのだ。
圭君が辻堂に住んでいたのもあり、休みのたびに辻堂の海でサーフィンを楽しむことが多かった。

仕事で一定の結果を残し、精神的にも経済的にも多少の余裕を感じ始めていたこの時期にかねてから望んでいた結婚を切り出そうと決心した。
結婚生活は湘南に戻って新たなるスタートを切りたいと思っていた俺はEちゃんと結婚の約束をする前にまずは環境を整えようと、湘南に物件を探し始めた。
ちゃんと形を作ってから伝えたいと思ったのだ。

ボロだけど妙に気に入ってしまったのだ

ボロだけど妙に気に入ってしまったのだ


1軒目に入った不動産屋で茅ケ崎の海近くで俺の大好きな中華料理屋『大新』の裏のボロアパートを見つけた。
ボロだけど改造すればいくらでも良くなりそうな印象だった。
俺は元来、完成されている部屋に住むより自分で手を加えていける部屋の方が好きなのだ。
家賃も安いし、広さもそこそこあったし、海も近い。
俺は迷わずそこを借りることにした。

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第2章14話 tikiz物語  ~新店オープンは万事順風満帆とはいかず~ 

ALOHA!
SWPゲストライターのTIKIZヒデです。
新しい生活が始まりましたが順風満帆とはいきませんでした。
まあ、苦労したほうが勉強になることは多いですね〜。
それでは第14話どうぞっ!


ひょんなことからあざみ野でハワイアンレストランのオープニングスタッフに潜り込んだ。(前回はこちら
高校時代からの友人で、ソムリエをしているユースケが職探しをしていることを聞きつけ、彼もその店引き込んでしまうことにした。
そこからあざみ野でのユースケとの二人暮らしが始まったのだ。
いい年した大人の男同士が一つ同じ屋根の下で生活するのことに最初は多少の抵抗感があったが、まったく正反対の性格だったためだろうか、とくにストレスなくどちらかというと楽しい生活が始まった。

社員としてお店のレイアウトからメニュー作りにも関わり、ハワイから帰国してから初めてやりがいを感じる仕事に就くことができた。
俺は主に厨房、ユースケはホールに配属されてお店を切り盛りすることになった。

厨房で必死に働いた

厨房で必死に働いた


オープンからそのお店はかなりの評判になり、忙しい日々が続いた。
たまの休みの日は疲れきって家から一歩も出れずに眠り続けたりもしたが不思議と不満はなかった。
仕事ができる喜びを感じていたのだ。
そして、なによりハワイから帰国しようと決断した大きな理由の一つにガールフレンドのEちゃんとの『結婚』という大きな目標が原動力となっていた。

>> 次のページ >> 暗雲がたちこめてきた!?

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第2章13話 tikiz物語  ~ようやくスタート地点に立った~ 

日本の生活にも徐々に慣れてきていた。
でも何か満たされない思いもあった。
自分がハワイで吸収してきたことを出しきれていないことに苛立ちを覚え始めていた。(前回はこちら

ハワイらしくも高級感のある店内

ハワイらしくも高級感のある店内

そんなある日のこと。
友人と恵比寿にあるハワイアンレストラン『Tsunami』に行くことになった。
あまり期待していなかったその店は、日本に帰ってきてから行った他のハワイアンレストランと比べてみると、本物のハワイアンの雰囲気を上手く表現できている店だった。
料理も美味しくて、日本人用にうまくアレンジされていた。
直感的に「この店いいな」と思った俺は、考えるより先にそのお店のウェイトレスに、

「このお店ってスタッフの募集してませんか? 厨房が希望なんですけど」

と言葉を発していた。

「ちょっとお待ちください。上の者に聞いて参りますので」

とそのウェイトレスが言い残しカウンターの奥に姿を消した。

その当時勤めていたハワイアンレストランはアルバイト契約だった。
そろそろ社員としてちゃんと仕事をしたい、という思いが強まっていたことがそのような衝動的な行動となったのだろう。

「お待たせしました。 面接をしたいとのことですので連絡先を伺ってもよろしいですか」

さっきのウェイトレスがメモ用紙を渡してきたので名前と連絡先を書いて渡した。
面接にさえなれば採用される自信はあった。
何しろ俺は本場で修行を積んできたのだから。

数日後、連絡が入り、面接の日がやってきた。
面接官は『Tsunami』の社長だった。
履歴書を渡し、それをざあっと眺めていた社長が明らかにぐっと身を乗り出してその眼差しが真剣なものに変わった。

>> 次のページ >> 運命が切り開かれる瞬間!?

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第2章12話 tikiz物語  ~やっぱ海でしょ、海っ~ 

ALOHA!
SWPゲストライターのTIKIZヒデです。
日本は甘くなかったのです。
それでは第12話どうぞっ!


意気揚々とハワイから帰国したのだが、現実はそんなに甘くなかった。
ハワイのように陽気に振る舞っていればなんとかなる、という雰囲気は日本にはなかった。
生まれ育った祖国がまるで異国の地のように感じ、戸惑いながら毎日を過ごしていた。

仕事にも慣れ始め少しずつ余裕が生まれ始めたある日、久しぶりに湘南の海に行ってみる事にした。
ハワイから持ってかえってきたお気に入りのベン・アイパのハンドシェイプボードを車に積み込み、第3京浜を西へと走らせた。
日本の初夏の日差しはハワイの清々しい朝を思い出させてくれた。
「ああ、もっと早く海にくれば良かったな〜」
なんて思いながらも懐かしい湘南の景色がだんだん近づいてきた。
自然と心が軽くなってきた。
情報によると波はあまりないらしい。
それでもよかった。
とにかく塩水に浸かるだけで自分に重くまとわりついているマイナスのエネルギーが流れ出ていくような気がしていた。

懐かしい辻堂の駐車場

懐かしい辻堂の駐車場


辻堂の駐車場に車に停めた。
どうも体が一回り大きくなったようでウェットスーツを着るのに一苦労した。
サーフボードにワックスを塗り、久しぶりに辻堂のビーチに出てみた。
そこには以前とまったく変わらない景色が広がっていた。
右手には富士山がくっきりとその存在感を示し、正面の遥か沖には大島がうっすらと浮かんでいた。
湘南の海は自分の記憶の中にある風景より数段美しく感じた。

>> 次のページ >> やっぱり海が流れを変えてくれた?

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第2章11話 tikiz物語  ~日本社会の荒波はハワイのBIC WAVEにも負けてない~ 

ALOHA!
SWPゲストライターのTIKIZヒデです。
第2章はハワイから日本へ帰国してからの物語です。
これからもどうぞお付き合いください!(前回まではこちら


ハワイでの3年間の経験が大きな自信となり、意気揚々と日本へ帰国した。
日本でやっていく自信はあった。
何しろ異国の地ハワイで結果を残すことができたのだから、祖国である日本でならそれ以上のことができると確信していた。

東京の実家に戻りしばらくの間、のんびり過ごす事にした。
3年間走り続けてきたので休息期間が必要だったのだ。
地元の仲間たちと飲みにいったり、大学時代のアメフトの仲間と会ったりして過ごした。
しかし、最初のうちは懐かしさで楽しく付き合えていた仲間たちと徐々に精神的な距離を感じ始めてしまった。
ハワイで培った『ノリ』がどうも噛み合ないのだ。

人のスピードに圧倒された

人のスピードに圧倒された


街を歩いてみると人々の歩くスピードに戸惑った。
皆が無表情に下を向いて歩いている姿が印象的だった。
ニコニコしながらすれ違う見知らぬ人に「ハーイ!」と気軽に挨拶するハワイとはまったく異質だった。

車に乗ると、道を譲った相手が目すら合わせないことに衝撃を覚えた。
ハワイでは目を合わせ手を挙げて「Thank you!」を表現するのが普通だったが日本では味気ないものだった。
もちろん俺は生粋の日本人なのだが、なんだか祖国である日本が異国の地のように感じた。

>> 次のページ >> 次第に日本の波に飲まれていく!

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TIKIZヒデのハワイでの道のり 総集編 後編

もはやハワイアンにしか見えない ~ヒデ~

もはやハワイアンにしか見えない ~ヒデ~


ハワイに移住し、ALOHA SPILITをふんだんに取り入れたヒデ。
その成長ぶりに久々に再会した私有本圭もビックリしました。
ハワイは人を大きく成長させるんだな〜ってそのときは思いましたが、それはヒデ自身が必死にハワイに受け入れられようと努力した結果だったんですね〜。
ハワイにいても日本にいてもやはり前向きにがんばる人にしか手に入れられないものってあるんだな〜って思いました。
それではtikizヒデのハワイ物語後半の総集編、振り返ってみましょう。
どうぞっ!

6、振り返れば奴がいたっ ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その6 ~

7、ハワイで~、ヒデに~、出会った~~  ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その7 番外編 ~

8、岐路   ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その8 ~

9、大きくしてくれたハワイ ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その9 ~

10、心にハワイを、永遠に ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その10 ~

11、大きなノッポの古時計的な ~TIKIZヒデのハワイでの道のり 番外編〜 

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TIKIZヒデのハワイでの道のり 総集編 前編

ヒデはやっぱりハワイが良く似合う

ヒデはやっぱりハワイが良く似合う

ハワイに住んでみたい、ハワイで余生を過ごしてみたい、と一度は思ったことのある人も多いと思う。
それを実現していったヒデのお話です。
いかにしてハワイに行き、いかにしてハワイで仕事や住居を得ていったのか?
そんなリアルなお話がたくさん出てきます。

チャンズリーフにて  ~ヒデ~ 

チャンズリーフにて  ~ヒデ~ 


海外で生活するってことは楽しい事ばかりではないと思いますが、やはり日本では味わえないような経験もたくさんできるんだな〜、ってこの記事を読んで思いました。
海外移住は簡単なことではありませんが、やればできることを教えてくれました。

それでは第一話から振り返ってみてください。
どうぞっ!!

1、サーフィン道への転身 ~TIKIZヒデのハワイ移住への道のり その1 ~

2、本当のハワイを追い求めて! ~TIKIZヒデのハワイ移住への道のり その2 ~

3、勝負の2週間がはじまった! ~TIKIZヒデのハワイ移住への道のり その3 ~

4、ノースで~、本物のサーファーに~、出会ったあ~  ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その4 ~

5、ビーチボーイズ  ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その5 ~

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大きなノッポの古時計的な ~TIKIZヒデのハワイでの道のり 番外編〜     

モクレイアの家

モクレイアの家


ヒデがハワイでの生活にピリオドを打ち、日本に帰国していった。(前回はこちら

引き継ぐようにヒデが住んでいた部屋をそのまま僕が借りることになり、さらにはヒデの愛車を僕が乗る事になった。
レンタカーで動いていたので金銭的にもかなり助かるし、なんとなくレンタカーじゃないいかにもローカルな車に乗ることが楽しかった。

エフカイ。日が暮れるまで波を追いかけた

エフカイ。日が暮れるまで波を追いかけた

ヒデが帰国してからというもの、僕はノースショアの大波にチャレンジしては食って寝る、というような本格的にサーフィンな人になっていっていた。
ハワイでサーフィンをしていると自然に体が大きくなってくる。
日本でサーフィンをしているときのような省エネサーフィンは通用しない。
100%の力でパドルする場面が少なくない。
そしてサーフィン後はハワイアンサイズのプレートランチをペロリと平らげてしまう。
そうなると、嫌でもムキムキマンになってしまうのだ。

そんなお気楽な日々を送り始めた僕は、たまに刺激を求めにタウンサイド(ワイキキ)までフリーウェイを飛ばして出かけていっていた。
ワイキキには多くの友達が住んでいたので、人恋しくなるとワイキキへ遊びにいった。

>> 次のページ >> 思わぬハプニングが!

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心にハワイを、永遠に ~TIKIZヒデのハワイでの道のり その10 ~

思い返してみるとここまでたどり着くまで長い道のりだった。
「ハワイに住みたい」と思い始め、それを行動に移し、実現し、そしてハワイでの生活。
俺はサーファーとしても人間としてもハワイに来て大きく成長したという自負があった。
旅行でハワイに来るのとはまったく違う次元でハワイを理解できたという自信もあった。(前回はこちら

どこを撮っても絵になるのがハワイ

どこを撮っても絵になるのがハワイ

良く考えてみると、ハワイに来てから本当に忙しい日々を送っていた。
日本に帰る前にのんびり過ごす時間を作りたかった。
日本から来ていた圭くんともゆっくりサーフィンなどしながら遊びたかったし、最後くらい走るのをやめてこれまでの自分の歩みを振り返りたかった。
そして、今までお世話になった人たちに会いにも行きたかった。

ヒデとリンダ。 最後に温かいプレゼントをくれた

ヒデとリンダ。 最後に温かいプレゼントをくれた


僕がルームレントしていた家の主であるリンダからは、

「ここはいつでもあなたの家よ。いつでも帰ってくるのよ」

と温かい言葉をもらった。

いつまでも忘れない思い出

いつまでも忘れない思い出


ハレイワで顔を合わすと話をしていたロコサーファーには、
「おい、ブラザー、日本に帰るって本当か? 日本に帰っても俺のことを忘れるなよ」
と言いながら、おもむろに自分の胸にあるペンダントヘッドを手でちぎり、俺に渡してくれた。
それは『NORTH SHORE BEACH BOYZ 』と記されているノースショアローカルサーファーの証だった。

「また戻ってくるんだぞ」

と言われるたびに、俺に日本以外でも戻れる場所ができたことを実感した。
日本でもう一回り大きくなって、胸を張ってハワイに戻ってこようと誓った。

>> 次のページはこちら >> とうとうハワイとのお別れ 

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