SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

第3章 23話 有本圭自伝『少年おじさん』 〜上を向いて歩こう、海が全てを与えてくれるさ〜

人間落ちるところまで落ちるとあとは上を向くしかなくなる。
その場所が底だと感じればそうするしかないのだ。
「神様もこれ以上落とすようなことはしないだろう」なんてことを考えていたことを思い出す。

当時の有本圭。顔に悪い感じが出ちゃってますね〜

当時の有本圭。顔に悪い感じが出ちゃってますね〜


すべては自分の『欲』が発端になっていた。
原因がないところには結果はない。
『欲』を持つこと自体は決して悪い事ではない。
むしろ『欲』のない人は向上しないと思うのだ。
しかし僕の場合、その『欲』の種類が悪かったようだ。
『楽して稼ぎたい』だとか、『いつまでも好きなだけサーフィンをしていたい』などという自分勝手な甘い欲望が今回の自体を招いたのだ。

>> 次のページ >> やっぱり海しかないね〜

タグ: , ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』〜まとめ 後編〜

『人生、一寸先は闇』なんてことが言われますが、まさにそんな出来事が僕の身に降り掛かった。
しかしながらそういう結果を招いたのもやはり自分自身。
原因のないところに結果は生まれないのです。

欲望にかられて、周囲の意見に耳を傾けないで前に進むとこういうことが起こるんですね〜。
今となっては「いい勉強になったな〜」なんて呑気に振り返れますが、当時の僕は本当に最悪の状態でした。
このときの出来事はこの先の人生の岐路に立ったときの良い指針になりました。
ということで結果的には『良かった』ということにしておこうと思います。

それではとことん落ちた『悪い流れ』の第2章後編を振り返ってみましょう。
どうぞっ。

第19話 有本圭自伝『少年おじさん』  ~ 大転換 ~

第20話 有本圭自伝『少年おじさん』 ~自業自得なのだ~ 

第21話 有本圭自伝『少年おじさん』 ~ ボトムのボトム ~ 

第22話(第2章最終回) 有本圭自伝『少年おじさん』 ~開き直り~ 

※ 少年おじさん第3章は10月11日火曜日より連載を再開します。
  皆さん、どうぞお楽しみに!!

(有本圭)

タグ: ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』〜まとめ 前編〜

人生というのは本当にどう転がるかわからない。
昨日まで当たり前だった日常が明日もやってくるとは限らない。
自分の人生を振り返ってみるとそんなことに改めて気づかされる。

ボウ・ヤングと有本圭、ショップの仲間たち

ボウ・ヤングと有本圭、ショップの仲間たち


いい方に転ぶも悪い方に転ぶも自分次第。
いい流れも悪い流れも引き寄せているこの第2章は自分自身の今後の人生にも役立つお話だ。
まずは前半を振り返ってみましょう。
前半は『いい流れ』の引き寄せ方の参考になるのではないでしょうか。
元ロングボードワールドチャンピオン『ボウ・ヤング』との過ごした日々なんかもありますよ〜。
それではどうぞっ!

第2章 
第14話 有本圭自伝『少年おじさん』 ~ゴロリと人生が動いた瞬間~

第15話 有本圭自伝『少年おじさん』~海からの帰り道~

第16話 有本圭自伝『少年おじさん』  ~ 負けるな、クッシン君 ~

第17話 有本圭自伝『少年おじさん』  ~いったいどこに流されていくのか!?~

第18話 有本圭自伝『少年おじさん』  ~ワールドチャンプになる男とは~

タグ: ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』 ~開き直り~ 第22話(第2章最終回)

住めば都の団地

住めば都の団地


もう失うものは何もなかった。
僕に残ったのは借金だけだった。(前回はこちら
ブリーダーをするために借りていた一軒家は引きはらい、団地住まいに戻っていた。

ある日、出て行った彼女から電話が入り、
「荷物を取りに行きたい」
と言ってきた。

同棲して3年。
ほとんどの持ち物は2人のものだった。
僕は、
「好きな物持っていけよ、俺なんもいらねーからっ。その代り俺がいない時に取りに来てくれよ。会いたくねえから」
と強がった。

数日後、日時を決めて彼女が荷物を取りに来た。
僕は家を空けて、荷物が運ばれるのを喫茶店で時間をつぶしながら待った。
鉢合わせにならないようにじゅうぶんに時間をあけて家に戻った。

>> 次のページ >> 受け止めきれない現実が・・・

タグ: , ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』 ~ ボトムのボトム ~ 第21話

少年おじさん 有本圭と犬たち

少年おじさん 有本圭と犬たち


とにかく今預けているお金を取り戻すことが先決だった。
僕は意を決してOさんの家を訪ねた。(前回はこちら

「アメリカに電話しました。今までのチャンピオン犬の話、ウソだったんですよね。それはそれでいいっすよ。でもお金返してくださいよ」

と僕は詰め寄った。
するとOさんはみるみるうちに顔色が変わり、どんどん人相が悪くなっていった。

「なんやコラっ、これがワシの商売のやり方やっ、なんか文句あるんかいっ」

と言いつつガラスの灰皿を手にして今にも襲いかかってきそうな気配になった。

僕の中で何かがプチンとキレた。

「ふざけんじゃねーよっ、人の弱みにつけこみやがってっ。こっちは信じて借金までしてんのに、その金どこいったんだよ。返せよっ!!」

「犬を渡さんとは言ってへんぞ。金は返さへん、犬を渡せば文句ないやろーがっ」

何を言ってもお金は返ってこなかった。
僕がアメリカンチャンピオン犬を買う、と言って渡したお金。
警察に行ってもなんにも始まらないこともわかっていた。
ヤリクチは汚いが、それでも僕自身の責任だった。
そもそも僕は『楽をして稼ぎたい』とか『自由にサーフィンがしたい』などという甘い考えがその時の状況を生み出していることに気がついていた。

>> 次のページ >> ブリーダーの仕事、どうする??

タグ: , ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』 ~自業自得なのだ~ 第20話

サーフショップを退職し、自由な生活を求めてブリーダーの世界に飛び込んだ。(前回はこちら
少年時代より、ずっと犬とともに生活をしてきた自分にとって天職ではないか、と感じていた。
朝から晩まで犬とともに生活することは僕にとってシアワセなことであった。

バーディと少年おじさん有本圭

バーディと少年おじさん有本圭


そんなある日、我が家に最初にやってきたバーディというメスの犬がOさんの所有するアメリカンチャンピオン犬と交配し、初めての出産をした。
夜中から朝方にかけて約8時間の間に8匹の子犬を出産した。
バーディは生まれた子犬の胎盤を誰に教わることもないのに上手に破り、子犬たちの全身をペロペロなめて愛おしそうな母親の温かい眼差しを子犬たちに向けていた。
僕は感動のあまり自然と涙がこぼれた。
こんな感動を味わえるなんて、本当にステキな仕事だな、と改めて実感したのだった。

子犬たちが生まれてからは本当に忙しい日々だった。
なにしろ8匹の子犬たちが元気に暴れまわり、ちょっと目を離すとウンチやオシッコをそこら中でしまくる。
部屋の柱などはガリガリにカジられて見るも無惨な姿になってしまっていた。
でも子犬たちはすごくカワイクて眺めているだけで心の奥の方が温かくなるような感じがした。

そうこうしているうちに他のメス犬が出産をし、僕の家には子犬が17頭になっていた。
成犬5頭に子犬が17頭の犬屋敷になっていた。

>> 次のページ >> 実はブリーダーに不向き??

タグ: , , ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』第19話  ~ 大転換 ~

ボウ・ヤングが帰国し、その翌日には同居していた彼女の妹の彼氏も我が家を去っていった。(前回はこちら
賑やかな日々からひっそりとした落ち着いた日常が戻ってきたが、なんとなく心にポッカリ穴があいたようだった。
心のよりどころといえばやはりサーフィン。
一生懸命海に入って大会に勝ち、プロになろうと企んでいた。

当時の少年おじさん

当時の少年おじさん


海にほど近い場所でロングボードのお店を任されていたため、仕事前にサーフィンすることもできる環境だった。
しかし遊び盛りの僕はよく夜更かしをし、朝起きてそのままお店に出勤、海に入らず一日を終えるという日も少なくなかった。
そんな日は自己嫌悪と有り余ったエネルギーを発散できずにイライラする時間を過ごしたりもした。
なんとなくすべてが悪い方向に向かっているような、重苦しさがあった。

そんな日々を過ごしていたときにある出会いがあった。

>> 次のページ >> この出会いががきっかけで・・・

タグ: ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』第18話  ~ワールドチャンプになる男とは~

ひょんなことからボウ・ヤングが我が家にやってくることになった。(前回はこちら
今でこそボウ・ヤングといえば元ロングボードのワールドチャンピオンとして世界的に有名なサーファーだが、1997年当時はあくまでもレジェンドサーファー、ナット・ヤングの息子というのが彼の肩書だった。

社長に連れられてボウ・ヤングが僕のお店にやってきた。
「じゃ、あとは頼んだぞ~」
といかにも軽~い調子でかなり重~い任務を社長は僕に押しつけてきた。

ボウ・ヤングと有本圭、ショップの仲間たち

ボウ・ヤングと有本圭、ショップの仲間たち


ボウはヒョロっと背が高く、ぐにゃぐにゃパーマのロン毛で、やや緊張した面持ちで僕に握手を求めてきた。
僕はそのころ英語が堪能だったわけではなかったが、なんとなくノリと雰囲気で外国人と仲良くなるのは得意としていた。
その日から1週間、僕の狭い団地に泊ることになっているボウとどう付き合っていくか、という問題も結局ノリと雰囲気に任せるしかなかった。

「日本に来たことがあるのか?」
「いや、初めてなんだ」
「ほお~、今回の旅の目的はなんなの?」
「スポンサーを探してるんだ。 僕はさ、ロングボードでワールチャンピオンを目指してるんだよ」
「えええっ、ワールドチャンピオン?? おおお、それはすごい目標だね~」

ワールドチャンピオンを目指す、とは軽々しく口に出して言えることではない。
ボウのお父さん、ナット・ヤングは元ワールドチャンピオンのレジェンドサーファー。
そんな環境で育ったボウにとっては、きっと自然とワールドチャンピオンは夢ではなく目標なのだろうと思った。
なにしろ僕の39年の人生で「世界のトップを目指す」と豪語したのはこのボウ以外にはいないのだ。
そして実際にその言葉通り、世界のトップになった男もボウを置いては他にいない。

>> 次のページ >> ボウ・ヤングのとのサーフセッション!

タグ: , , ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』第17話  ~いったいどこに流されていくのか!?~

パチンコ屋さんのスタッフからサーフショップのスタッフへと華麗に転身したが、そこで認めてもらうようになるには約1年の時間を要した。
ようやく湘南藤沢支部の大会で結果を残し、なんとなく周囲も僕をバカにしなくなっていった。(前回はこちら

ショップの仲間たち

ショップの仲間たち


少しだけ居心地が良くなり始めたある日のこと。
僕は社長室に来るように呼び出された。
やや緊張しつつ社長室の前に立っていた。
たいがい社長室に呼び出されるときは叱られるとき、と相場が決まっていた。
「何かやらかしてしまったか?」
そんな不安を抱いていた。
心当たりは山ほどあった。

ドアをノックすると、中から「はいどうぞ」と社長の声が響いた。
社長室は広々と20畳ほどあり、辻堂の海が一望できる気持ちのいいスペースだった。
僕が部屋に入ると、机の上の書類から目を離し、僕の方にちらりと見た。
「おう、有本っ。 そこに座れよ」
と来客用のソファを指さした。
いつもは社長は椅子に座ったままで僕は机の前に立たされて話を聞く、もしくは叱られる、というスタイルだったがその日に限ってはソファに座らされた。
「何事だろう」
とさらに不安になった。

>> 次のページ >> さあいったい何ごとだ!?

タグ: , , , ,

第2章 有本圭自伝『少年おじさん』第16話  ~ 負けるな、クッシン君 ~

それにしても人生というものはどこでどう転がっていくか想像もできない。
特に若いうちはまだ生きる方向が定まっていないからなのか、目の前に吹く風向きによって道がどんどん変わっていってしまう。

僕の場合、単純に「海の近くに住んでサーフィンしたい」という思いでパチンコ屋さんの住み込みで働き始めた。
その仕事に嫌気がさし始めていたころに、たまたま海帰りに見つけたサーフショップの求人募集に応募し、そこに採用されたことで『どっぷりがっつりサーフィン人生』が始まっていったのだった。(前回はこちら

プラウドメアリー入りたての有本圭。 ちょっとインチキ臭い

プラウドメアリー入りたての有本圭。 ちょっとインチキ臭い

東京で生まれ育った僕にとって、当時辻堂ローカルの輪の中に入ることは容易なことではなかった。
そこで働くスタッフやクラブ員の人たちの大半は辻堂で生まれ育った生粋のローカルサーファーたちで、サーフィン初級者だった東京生まれの僕はいつも彼らの笑いものになっていた。
しかも彼らはショートボーダーばかりで、僕のように若くしてロングボードをやっていることに対して、ややバカにした感情を抱いているようだった。
今から16年前、『ロングボード=よぼよぼオヤジがやるもの』という見方が一般的だったのだ。

「オマエなんで若いのにロングなんてやってんだよ」
とか、
「ショート乗れねーからロングやってんだろ」

などと言われながらも、僕はサーフィン初級者ながらも、「5年後にはロングボードのプロになってやる」という当時の僕にとっては壮大な目標があったので、誰に何を言われようともロングボードで海に入っていた。

>> 次のページ >> 悔しさをバネにできるのか!?

タグ: , , ,

1 / 3123

© 2010 SWP | サーフィンと海遊びのブログマガジン. All Rights Reserved.

出欠管理・スケジュール管理に『サークルスクエア』

http://wakutuku.jp/