SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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横乗り物語 その4 〜同じ穴のムジナ〜

波待ちをしているとハマちゃんのところに波が入ってきた。
サイズのあるいい波だった。
力のこもったパドリングからテイクオフをする姿が目に入った。
盛り上がった背中の筋肉が上手いサーファーの証であるかのかようにボクの目には映った。
きっと彼は凄いライディングを見せてくれるのだろう。
ボクは彼に熱い視線を送った。
これでもうボクの立場はなくなる。
彼がボクのサーフィンを目にしたとき、きっと彼は内心でボクをせせら笑うのだろう。
ボクの心は完全に折れかかっていた。
でも覚悟を決めるしかなかった。

が、しかし次の瞬間・・・

あれっ?
ハマちゃん?

岸に向かってまっすぐ波を滑るハマちゃんの姿。
あれ、ハマちゃん、もしかして?

そう、ハマちゃんもボクと同じくハッタリをかましていたのだ。
なんだよ〜も〜。
急にテンションが上がってしまった。
もしかしたらボクのほうが上手いのではないか、なんていう色気すら出てきた。
ガゼンやる気が出てきたのだ。

僕らはそのまま2時間ほど海に入ったが、お互いがほぼ同じ低レベルのサーフィンをお互い披露し続けた。
まあ別にお互いハッキリと「俺は上手いからさ」といっていたわけではなく、ただなんとなくかなりサーフィンはやってますよ〜的な話をしていただけなので、決してウソをついていたわけではなかったのだ。

「なんだよハマちゃん、全然下手じゃん。まあ俺も同じだけどね」

などとちょっと照れながら言い合えるほど大人になっていなかった僕らは、何事もなかったように「いい波だったね」などと相変わらずさもサーファーらしいことを言い合ったりしていた。

まあ結果的にはお互い下手っぴサーファーだった、ということでなんとなくホッとし、そしてハマちゃんに対して以前より親近感を抱きつつ家路についたのを今でもよく覚えているのだ。

(有本圭)
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