SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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フィリピン、バレルでバレルだぁ〜の旅 〜その3 とんでもなく〜

コブラリーフ

コブラリーフ


まだ夜も明け切らぬ早朝5時。
ミスターM`sの「おーい起きろ!」というダミ声で深い眠りから強引に引っこ抜かれた。
この謎の男ミスターM`s、酒も強いが朝もめっぽう強い。
だいたい酒が強い人というのは朝が弱いと相場が決まっているのだが酒も朝も両方強いとは相当に手強い。
9日間の初日だったわけなのでもう少し眠っていたかったのだがそうも言ってられない。
ミスターM`s、噂にたがわずなかなかの強敵なのだ。

鉛のように重たい体を引きづりつつ気を失いそうになりながらもなんとか車に乗り込んだ。
それにしても昨晩サーフィンの準備をしておいてよかった。
朝起きてからフィンをつけて、何てことをしていたらいつまでたっても出発できず、ミスターM`sにケツをひっぱたかれていたことだろう。
ギリギリのところで難を逃れたようだ。
とにかくボクは車に揺られてポイントまで運ばれていったのだった。

バレルエリアにはサーフスポットが点在しているのだが、なかでも代表的なポイントがコブラリーフだ。
ここが本領を発揮すると『とんでもない』波になるらしい。
とんでもないとはどんな風にとんでもないかというと、とんでもなく底ッポレのとんでもないチューブになるということらしいのだ。
これはとんでもないことだ。
だいたい名前からしてもとんでもない。
なんつったってコブラですからね。
噛まれたら死ぬわけですよ。
これは本格的にとんでもなさそうな気配が漂っている。
どうか本領など発揮しないでくれ、などととんでもなくチキンなことを祈りつつマングローブの森を10分ほど歩いていくとコブラリーフが視界に入ってきた。
Aフレームのピーキーな波が無人の海に弾けていた。
波のサイズはセットでアタマくらいだろうか。
小コブラといった装いでなんとか可愛げがあった。
とにかくとんでもない事態は免れたようでホッと胸を撫で下ろした。

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