SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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大人にわめき続けた少年サーファーの話

10歳にも満たないはずのその少年はその後も「Get out!!!」とわめき続けていた。
海から上がれ、という意味を込めていたのだろう。
「どうした?」と声をかけたお父さんに「彼が前乗りして僕の邪魔をしたんだ」みたいなことを真っ赤な顔をして懸命に訴えていた。
お父さんはその話を聞いておじさんロングボーダーに睨みをきかしていた。
その後もそのおじさんロングボーダーがテイクオフしようとするたびにお父さんとその少年は仕返しを企ててショルダー側で必死な形相でパドルをしていた。
そのおじさんロングボーダーはそんな親子を気にするようなそぶりは見せなかったが、その後すぐに海から上がっていってしまった。
もちろんいい気分はしなかったのだろう。

この光景を目の当たりにしてボクは複雑な気分になっていた。
前乗りをされたとはいえ、まったく邪魔にもなっていなかったのにそこまで怒ることがあるのだろうか。
正直に告白すると、『少年よ、そんなことに気持ちをフォーカスする前にちゃんと波に乗れるようになれ』なんてことを思ってしまっていた。
いかなる場合においても前乗りをしてもいいということはないが、やはりフリーサーフィンでは状況によると思うのだ。

この少年が生まれる前からサーフィンをしているはずのおじさんに対して全くリスペクトのない態度を取り続けていた少年。
そんな少年を叱るでもなく後押しするような態度の父親。
きっと母国で周りの大人がしていることやお父さんの振る舞いをそっくり真似しているのだろう。
とても子供が大人に取る態度とは思えない酷いものであった。

キッズサーファーはサーフィン界にとっての宝だ。
彼らの存在なくしてサーフィン界の未来はない。
だから彼らを大切に育てていかなくてはならない。
悪しきサーフィン界の慣習を踏襲するのではなく、ピースなマインドでみんなと波をシェアしつつ、周囲のサーファーをリスペクトできるサーファーへと育っていってほしいと願う。
大人のサーファーは子供たちを正しく育てていく責任があると改めて自らの肝に命じたのであった。

(有本圭)
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