SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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アルガンベイ、いばらの道 ~アルガンベイサーフツアーを作るトリップ その2~

サーフィン専門旅行会社ST-WORLDからの指令でスリランカの東海岸に位置するアルガンベイに単独で行くことになった。
海外サーフトリップは一人で行くに限る。
一人で旅をしていると、自然とローカルの人たちや、外国から来ているツーリストと仲良くなることができる。
仲間と行くトリップはそれはそれで楽しいものだが、やはり僕は一人旅が性にあっている。
寂しい思いをすることもあるが、寂しいが故に新しい出会いが生まれるのだと思う。

今回の旅で出会ったステキなレディ

今回の旅で出会ったステキなレディ

深夜、スリランカのコロンボ空港に着いたころには、湘南の自宅を出発して20時間が過ぎようとしていた。
しかし、移動はまだ続く。
いや、まだまだ続くのだ。
これからが本番と言っても過言ではない。
コロンボからアルガンベイまでは車で約10時間。
しかもただの10時間ではない。スリランカでの車移動はタタカイなのである。
追い越し追い抜きは当たり前、2重追い越し、カーブでの追い越し、逆走、信号無視、ありとあらゆるキケン運転違法行為が横行している国なのだ。
「じゃあ事故が多発してキケンね~」などという声が聞こえてきそうだが、皆がそのような運転をしているので、不思議と事故は起こらない。
日本で白い手袋をはめ、サングラスをしながらベンツなどを運転しているオバチャンがスリランカでハンドルを握ったら、たちまち事故を起こすだろうが、スリランカでは無謀な運転に見えても、それはそれで、それなりの暗黙のルールとモラルの中で運転しているようだ。
とはいえ、助手席に座らされてカーブの手前で思いっきり逆走しながら前の車を追い抜こうとするときなどはなかなかのスリルなのである。
思わず「おいおい、おーいっ、前から車がきたらそうすんだっ、やめて~」などと心の中で叫んでしまうのだ。

スリランカで最初に覚えた言葉は『ヘミンヤン』。
これは「ゆっくり」という意味。
あまりにもスピード狂のドライバーに当たってしまったときにはこの言葉を投げるのだ。
僕が「ヘミンヤン!」という、たいていドライバーは首を横に振りながら「ハイイェンヤン!」と言いつつヒヤリとする。
『ハイイェンヤン』とは「速く」という意味らしい。
いつもかっ飛ばしているドライバーに懇願し、ゆっくり走ってもらうと安全になったと勘違いしやすいのだが、彼らは彼らなりのルールの中で運転しているので、かえってそのことが危険だったり、ゆっくり運転することで集中力が散漫になったりすることもあるようだ。
ということで、スリランカでの車中はドライバーに命を預けて、とにかく眠ってしまうのが一番、ということを身を持って知った。
なので、機中約12時間、ほぼ一睡もせず単行本を3冊ほど読みあさり、この『キケン恐怖車移動』に臨んでいたのだ。

こんな具合で車では眠り続ける ~有本圭~

こんな具合で車では眠り続ける ~有本圭~

作戦が功を奏して、車に乗り込んだ瞬間に眠りに落ちていった。
どのくらい眠っただろうか。
気持ちいいい車の揺れが、ちょっとシャレにならないくらい揺れ始めたときに僕は目を覚ました。
どうやら、舗装されていない道を走っているようだ。
まるでポップコーンのように車の中で飛び跳ねてしまった。
寝ぼけ眼で窓の外に目をやると夜明け前の草原がそこに広がっていた。
アフリカの大草原を彷彿とさせるような光景だった。

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