SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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東北のサーフィンカルチャーは息絶えてしまうのか?(1) ~第2回SWP支援隊 活動レポートその5~

東北のサーフショップの多くが海辺の街で営まれていた。
今回の大津波の被害で何軒ものサーフショップが跡形もなく流されてしまった。

未曾有の大災害は様々な業界に暗い影を落とし始めている。
サーフィン業界はもろにその影響を受けてしまっていることは火を見るより明らかだ。
サーフィンメーカー各社はこの危機的状況を生き残るため、被害のなかった関東から西への営業活動に躍起になっている。

 

そんな中、海を愛する者の支援隊『SWP支援隊』の活動を知り、熱い想いを持って「参加したい」と名乗りを上げたサーフィン業界の男が現れた。
僕の自伝『少年おじさん』で僕が船に乗って地球一周に出かけるお話を紹介しているが、その旅の後半、その船に途中乗船してきた一人の大阪の青年と僕は出会った。
小浜くんだ。
彼とはその船を降りた後も交流が続き、気がつけば15年来の友人なのである。
そんなKはSK8ブランド『GRAVITY』やサーフィンのリーシュコードデッキパッチのブランド『FREAK』でお馴染みのサーパストレーディングで仕事をしているのだ。
営業マンとして長年東北を担当しており、「自分を育ててくれた東北を無視して西に営業ができるか」と自問自答し、今回のSWP支援活動へ参加することになった。
そして、そんな小浜くんの熱い想いに賛同し、同じくサーパストレーディングで営業担当をしている林くんも同行してくれた。
林くんは関西出張から戻り、疲れているはずの体にムチを入れながら、その足で小浜くんに同行して真夜中の東北道を救援物資で満載になった車を走らせ、早朝、宮城県石巻まで来てくれたのだ。

石巻のサーフショップ「SECRET」

石巻のサーフショップ「SECRET」

僕は小浜くん、林くんと石巻で合流し、地元石巻でサーフショップ『SECRET』のオーナーの黒須さんと会うことができた。
サーフショップは大津波の被害にあい、お店が5mほど動かされたが、サーフボードは無事だったそうだ。
石巻の被害状況や、福島の原発問題を考えるとサーフィンは絶望的のように思えた。
しかし、黒須さんは諦めてなかった。
「店は諦めたくないんだよね。俺サーフィンだけだからさ。サーフィンができるようになるまで他の仕事をして食いつなぎながらでも、お店は存続していこうと思ってるんだよね」と語ってくれた。
それと同時に「いつになったらサーフィンができるようになるのか」という不安の色ものぞかせた。

町ごと消えてしまった石巻の風景

町ごと消えてしまった石巻の風景

壊滅的な被害を被った石巻の町。
多くの尊い命が失われた。
サーファーである以前に、人としてやるべきこともたくさんある。
その『たくさん』がどれくらい『たくさん』なのか想像もできないほどだ。
そんな困難な中でも、黒須さんはまだサーフィンを捨てたりはしない。
それは、黒須さんにとってサーフィンが人生そのものだからなのだろう。

僕はそんな黒須さんの熱い思いを受けて、サーファーとして、一人の人間として、少しでもサポートしていきたいと思った。

東北のサーフィンカルチャーは息絶えてしまうのか(2)へ つづく

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