SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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第2章 有本圭自伝『少年おじさん』第16話  ~ 負けるな、クッシン君 ~

元来負けず嫌いな僕は、バカにされればされるほど、絶対に上手くなってやる、という強い思いがあった。
どんなに波が小さくても、逆にどんなに波が大きくても、僕は海に入った。
風が吹こうが、雪が降ろうが、僕は毎日のようにボードを抱えて海に向かった。
いつも真剣にサーフィンをしていた。
今から思うと、その思いが強すぎて、周りに目を配ることなく波に乗りまくっていたと思う。
そのわりには下手っぴなサーファー。
きっと僕のことを『うざい奴』と思っていた人たちは少なくなかったはずだ。

「おめー乗り過ぎだよっ」

と何度言われただろう。
その当時のことを思い出すと、反省しきりになってしまうのだが、そのころの僕には「上手くなりたい」という思いしかなかったのだ。

一方、サーフショップでの仕事には徐々に慣れてきて、サーフィンが下手なわりにはサーフボード(主にショートボード)をたくさん売るスタッフへと成長していた。
広島の祖母に「けいくんは口から生まれてきたんじゃけーアナウンサーになりんさい」と言われていたほど口だけは達者で、どういう言葉をかければサーフボードを買ってくれるだろうか、ということが本能的にわかっていたような節があった。

Hちゃんとのツーショット。若いな~  ~有本圭~

Hちゃんとのツーショット。若いな~  ~有本圭~

ショップで働き始めて半年が過ぎようとしていたころ、僕はようやくお金が貯まり、辻堂に小さなアパートを借りることができた。
それと同時にそのショップの社員へと登用され、それに加えて可愛らしい彼女もでき、1人暮らしをすると同時に、2人暮らしになっていた。
彼女の名はHちゃんといい、辻堂でちょっとした有名なカワイコちゃんだった。
Hちゃんは僕と同じショップでバイトをしており、いつも「ああ、カワイイな~」と憧れの眼差しで見ていた。
ひょんなことからなんとなく自然の流れで付き合うことになったのだ。
僕はその娘と付き合ったことで、辻堂でやや有名になり、それと同時に多くの敵も作るハメになってしまった。

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