SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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第2章 有本圭自伝『少年おじさん』 ~自業自得なのだ~ 第20話

毎朝海に成犬5頭をつれて散歩をした。
波があったとしても、とてもじゃないけどサーフィンをしようという気になれなかった。
「ちょっとサーフィンするから今日は休ませて」
なんてことは犬たちには通用しないのだ。
それでも僕はその生活にストレスを感じていなかった。
犬との生活は楽しいものだったのだ。

生まれたての子犬。 可愛がらずにはいられなかった

生まれたての子犬。 可愛がらずにはいられなかった


ブリーダーという仕事は子犬を里親さんに販売することで収入を得る。
どんなに可愛がって育てた子犬たちもいずれは人の手に渡ってしまう。
そんなことはわかっていたが、僕は子犬17頭にそれぞれ名前を付けて、自分の家族のように可愛がった。
そんな僕の姿を見てOさんは、
「お前、この子犬たちはペットじゃないんだぞ、そういうことをするのはブリーダーとして失格だ」
と言った。
「だいたいお前は犬を可愛がりすぎる。そんなんじゃ商売にはならんぞ」
とも言われた。

確かにそうかもしれない。
プロとしてはそんなんじゃダメなのかもしれないなって思った。
事実、僕は子犬たちが売れていく度にサミシサのあまりにシクシク泣いてしまっていた。
まるで自分の愛するペットが他所に行ってしまうようなそんな悲しい気持ちになっていた。
母犬の寂しそうな様子を見て、いたたまれない気持ちにもなった。

悲しいながらも順調に子犬たちが里親の元にもらわれていき、生活にも幾分余裕が出始めてきたある日のこと。
Oさんから電話が入り、呼び出された。
どうも様子がおかしい。
かなり不機嫌そうに見えた。

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