SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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捕らえたれたバリアンの鮫が・・・

バリアンで捕らえられたサメ

バリアンで捕らえられたサメ


先日、バリ島西海岸バリアンにてシャークアタックが頻発しているという記事を書いた。(その記事はこちら
かなりの反響があり各方面からの問い合わせをいただいた。
「本当なの?」
「どの程度やばいの?」
「今度行くんだけど大丈夫かな?」
などなど。
サメがサーファーを襲う事故は実際に起きているわけなので、これはまあまあやばい状況といえるだろう。

その記事から数日後にこんなニュースが流れた。
バリアンのサメが上がったらしいと。
その時の写真が上のものだ。
ボクが想像していたより遥かに大型のサメだ。
いやいや、これは大型を通り越して巨大と言ってもいいかもしれない。
これには少なからずショックを受けた。

>> 次のページ >> バリアンでサーフィン??

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インドネシアの麻薬事情

ジャカルタにてサーフボードに麻薬が・・・

ジャカルタにてサーフボードに麻薬が・・・


全国の麻薬ディーラーの方たち、バリはやめておいたほうがいですよ、という相当ニッチな記事を書こうと思い立ったのは、たまにはダークサイドなことも書いてみたいという衝動に駆られたからだった。
まあ、全国の麻薬ディーラーの皆さんがボクの記事を読んでいるとは到底思えないのであるが、それでもまあ書いてみよう。
もしかすると読者のお友達がそんなお仕事をされていて、「今度さ、バリに輸出を考えているんだけどさ、どうしたらいい?」なんて相談を持ちかけれることもない話ではない。
誰の役にも立たないかもしれないが、とりあえず書いてみようと思う。

インドネシアという国は麻薬に対して非常に厳しい態度を取っている。
何もそこまで、と思ってしまうくらいだ。
だって、麻薬を売ったら死刑ですよ、死刑。
つーことは更生させるとかそんな必要など全くなく死んでもらうという強行な態度。
麻薬売ったんだから死ねよな、というのがこの国の基本姿勢なのである。

どうしてここまで厳しい処罰を設けているのだろうか。
厳格なイスラム国家ということで厳しく罰しているという面もあるのだろう。
また、テロ組織の資金源を断つために厳しくしているとの話を聞いたこともある。
インドネシアがアフガニスタンやミャンマーといった麻薬生産国の世界輸出に際する中継点となっているため、その他のアジアの国々のためにもなんとしてでもここで防ぐ、との考え方もあるのだろう。
様々な複合的な理由から麻薬を阻止しなくてはならないという毅然とした態度を取っているのがインドネシア政府だ。
とはいえインドネシアの麻薬に対する態度は厳しすぎる。
この厳しさには国連からも批判の声が上がっているほどだというのだ。
>> 次のページは >> 麻薬でバリ上空に戦闘機が?

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フィリピン、バレルでバレルだぁ〜の旅 〜その3 とんでもなく〜

コブラリーフ

コブラリーフ


まだ夜も明け切らぬ早朝5時。
ミスターM`sの「おーい起きろ!」というダミ声で深い眠りから強引に引っこ抜かれた。
この謎の男ミスターM`s、酒も強いが朝もめっぽう強い。
だいたい酒が強い人というのは朝が弱いと相場が決まっているのだが酒も朝も両方強いとは相当に手強い。
9日間の初日だったわけなのでもう少し眠っていたかったのだがそうも言ってられない。
ミスターM`s、噂にたがわずなかなかの強敵なのだ。

鉛のように重たい体を引きづりつつ気を失いそうになりながらもなんとか車に乗り込んだ。
それにしても昨晩サーフィンの準備をしておいてよかった。
朝起きてからフィンをつけて、何てことをしていたらいつまでたっても出発できず、ミスターM`sにケツをひっぱたかれていたことだろう。
ギリギリのところで難を逃れたようだ。
とにかくボクは車に揺られてポイントまで運ばれていったのだった。

バレルエリアにはサーフスポットが点在しているのだが、なかでも代表的なポイントがコブラリーフだ。
ここが本領を発揮すると『とんでもない』波になるらしい。
とんでもないとはどんな風にとんでもないかというと、とんでもなく底ッポレのとんでもないチューブになるということらしいのだ。
これはとんでもないことだ。
だいたい名前からしてもとんでもない。
なんつったってコブラですからね。
噛まれたら死ぬわけですよ。
これは本格的にとんでもなさそうな気配が漂っている。
どうか本領など発揮しないでくれ、などととんでもなくチキンなことを祈りつつマングローブの森を10分ほど歩いていくとコブラリーフが視界に入ってきた。
Aフレームのピーキーな波が無人の海に弾けていた。
波のサイズはセットでアタマくらいだろうか。
小コブラといった装いでなんとか可愛げがあった。
とにかくとんでもない事態は免れたようでホッと胸を撫で下ろした。

>> 次のページ >>  とうとうバレルの波がベールを脱ぐ!

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サーフィンの紙一重

後頭部に大きな傷を負った

後頭部に大きな傷を負った


先週の金曜日のことである。
バリ島東海岸のリーフブレイクにてこのような事故が発生してしまった。

その日の午前中、雨季のトレードウィンドウが吹いており、東海岸ではサーフィンに理想的な波が立っていた。
前日にサイズアップしていた波は徐々に落ち着き始め、頭前後の波がコンスタントにブレイクしていた。
連日の雨の中、束の間のよく晴れた気持ちのいい朝であった。

日本からやってきていた友人同士でサーフィンを楽しんでいた時にその事故は起きてしまった。
Aさんのサーフボードが海面に浮いているのを発見した友人たちはすぐに異変に気付き、救出して浜辺にAさんを連れ戻した。
Aさんの後頭部には15cmほどの大きな傷があり、直ちに救急車で運ばれていったという。
病院に担ぎこまれた時には意識不明の重体。
ICU集中治療室での治療が続いてるとのことだ。
その後の経過は不明である。

>> 次のページは >>  誰にでも起こりうるリスクと決断について

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またもやバリアンでシャークアタック

サーファーの大敵シャーク

サーファーの大敵シャーク


バリ島西部、バリアン。
バリを代表するビックウェーブポイントとしても知られている。
クタやチャングーがスモールコンディションの時でもバリアンではアタマくらいの波はコンスタントにブレイクしている。
トリップサーファーにとっては心強いポイントと言えるだろう。
しかし、このポイントではシャークアタックが頻発している。
特に雨季で水の濁っている時期に事故が多発しているのだ。

先週、家族でバリアンを訪れたが、水が濁っていたため海には入らなかった。
しかしそんな状況でも5〜6人のサーファーが海に入っていた。
大丈夫なのだろうか、そんな風な眼差しで彼らのサーフィンを眺めていた。
河口のポイントであるバリアンは雨が降ると濁流が流れ込み、海水が茶色に染まってしまう。
河口ではプランクトンを狙った魚が集まり、その魚を狙った大型の魚が集まり、そんな魚たちを食料とするサメが近寄ってくる。
ボクの記憶でも3度はこのバリアンでシャークアタックがあった。
やはり注意が必要なポイントだ。
いや、できれば入らない方がいい。
特に水の濁っている時は。
どうせ命をかけてサーフィンをするのであればシャークアタックよりビッグウェーブの方がマシだ。
サメに食われてしまうなんてまっぴらごめんなのである。
>> 次のページ >>  1月9日にシャークアタックが・・・

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フィリピン、バレルでバレルだぁ〜の旅 〜その2 長旅を乗り越えて 〜

サーフボード山積みでGO!

サーフボード山積みでGO!

仕事的な旅であれば個々で空港にチェックインしてゲートで待ち合わせることが常である。
仕事の旅ってのはそんな風にクールに進行していく。
しかし、今回のフィリピンの旅は友達同士の旅であるからそういうわけにはいかない。
出発5時間前にはキック隊長から「今ドコ? 早くクルヨー」と催促の電話が入った。
いかにもソワソワしている感がガシガシに伝わってきた。
サヌールからコマンを車に乗せ、キック隊長の家で決起集会を行うことになった。
今回の旅には日本からバリへ単身サーフィン留学をしているカイが同行することになっていた。
13歳にしてすでに旅慣れているカイは案外クールで、出発直前までタオルケットにくるまりつつ気持ち良さそうに眠っていた。
手に負えなかったのはテンションが上がりすぎているおじさんたちだ。
キック隊長はベロベロに酔っ払った時のようなハイテンション仕上げ。
何しろ20年ぶりの海外トリップなのだそうだ。
コマンはコマンで昨夜はヨロコビあまり一睡もできなかったそうだ。
なんなんだ、このおじさんたちは。
やや遅れてやってきたフォトグラファーのKen-Gくんは体調を崩しているわりには笑顔が明るい。
全体的に浮かれきったおじさんたちとクールな少年がフィリピンへ向けてバリ島を後にしたのだった。

まだ夜の明けきらぬマニラの空港でこの旅のオーガナイザーである謎の男ミスター M`sとプロサーファー小川幸男と合流し、7人前の山のようなサーフボードをハイエースの屋根に括りつけて今回の目的地であるバレルエリアへと走り出した。
夜明けのマニラはインドネシアのジャワ島を思わせる風景であった。
と言ってもジャワ島に行ったことのない人にはイメージが湧きづらいか。
東南アジア特有の雑踏。
車やバイク、人やら犬やら猫やらなんやらが入り混じってグチャグチャ感が満載。
じっとりと湿った空気が体にまとわりついてくる。
心なしかバリ島とも似ている。
バリを2段階ほど貧しくした感じだろうか。
それに、人の顔つきもなんだかインドネシア人によく似ている。
フィリピーナと接していると思わずインドネシア語を使ってしまう自分がいたのはそのせいだろう。
ガイジンから見た日本人、中国人、韓国人といったところなのだろうか。
とにかくまあよく似ているのだ。
初めてやってきた地であったが、全く違和感なく溶け込んでいけそうな親近感を感じていた。
>> 次のページは >> いよいよバレルへ!

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波があると逆にサーフィンが続かなくなるのか?

5年前は早朝からサーフィンをしていたのだが・・・

5年前は早朝からサーフィンをしていたのだが・・・


巷では『波のあるところに移住するとサーフィンをしなくなる』なんてことが囁かれている。
もちろんこれは人によるのだが、ボクに関していえば紛れもない事実であった。
湘南で暮らしていた頃のボクは波が上がってくると嬉々として何を差し置いても海に入っていた。
時には仕事のアポイントを『お腹が痛いので』などと幼稚な嘘をついてまで海に入っていた。
そんなボクがバリ島移住し、当初は毎日2回は海に入らないとなんだかとてつもなく勿体無いことをしているような感覚を持っていた。
しかし、バリ島で暮らし始めて5年が経つ今となっては波があるのは当たり前になってしまった。
波がいいとか悪いとかそんなことは考えもしなくなった。
かつては毎日のように開いていていた波予想サイトなんかはまったく見なくなってしまった。
この島は大体にして毎日波はいいわけで、そうなってくると波がいいことが普通となってしまうのだ。
波のない日が続く湘南生活時代にこんな記事を目にしたらパソコンごと叩きつけたくなる衝動に駆られていたであろう。
しかし、かつて波に対してストイックであったボクですらこの体たらくぶりだ。
波のある場所でサーフィンのモチベーションを保つのは思いの他簡単なことではなかった。
モチベーションを保つためにはやはり何かきっちりと明確な目標を持つべきなのか、などと思いをめぐらせ始めているのだ。

そういえば、今日のこの時点においても『初乗り』をしていない。
お正月休みにはバリが有する天然温泉などに浸かり、日本の正しいおっさんのような過ごし方をしていた。
乗り納め、についてもダラシナイものであった。
どうでもいいような波で海から上がり、気がついたらそれが乗り納めとなってしまっていた。
どうもサーファーとしては怪しい展開になり始めているのだ。

>> 次のページは >> サーフィンを上達させるための金言

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バリ温泉、実力はいかほどのものか?

天然温泉❌天然温泉プール付きビラ

天然温泉❌天然温泉プール付きビラ


家族旅行というのは旅のカテゴリーの中でも格別にワクワクする。
ド天然嫁のド天然ぶりにはちょいちょいイラッとするわけであるが、我が娘ガル子と過ごす時間はそんなものなどどうでもよくなってしまうほどに心トキメクものだ。
最近では友だちと遊ぶことが楽しいらしく、ボクの立場はすっかり2軍落ちとなってしまっているわけなのだが、こういった旅行となればド天然嫁かボクと遊ぶしかチョイスがなくなり、そもそも相手をする気のないド天然嫁より圧倒的にボクが有利な状況が生まれる。
というわけで、久々にボクの出番がやってきたというわけなのである。

今回の目的地は何を隠そう温泉だ。
バリ島にも素晴らしい温泉がある、という話はかねがね耳にしていたわけであるが、ようやくその機会に恵まれた。
無類の温泉好きと自負しているボクにとっては念願であった。

ボクの暮らす街から車で約4時間。
バリ北西部、ムンジャンガンにそれはある。
バリの北側といえば波がまったくないためサーファーにとってはまったく用のないエリアである。
しかしながら温泉があるとなれば話は別だ。
用はある。
大いにあるのだ。

ガル子の無限に続くしつこい遊び攻撃を受けるくらいなら運転していた方がマシと、ド天然嫁が4時間の道のりを完走してくれたおかげであっという間に目的地に着いてしまった。
ムンジャンガン自体が温泉街のようになっていると想像していたのだがどうやらそうではないらしい。
温泉地というわけではなく、なぜか我々の泊まるミンピリゾートだけに温泉が湧いているという摩訶不思議な場所なのである。
ホテルの規模のわりにかなり控えめなフロントでチェックインを済ませ、早速部屋へと通された。
お正月ということでプライベート露店温泉付きビラというボクのお財布事情からするとかなり思い切った部屋を予約していた。
一年のスタートってものは景気付けにパアーッといかなくてはならないものなのだ。
>> 次のページは >> バリ温泉、いかほどのものか??

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お正月から考察するバリと日本の根本的な違い 

2017年、元旦朝のガル子の作品

2017年、元旦朝のガル子の作品


さあ、2017年もゆる〜りとメリハリなくなんとなしに明けてしまった。
常夏のバリ島にいると年末年始の厳か感が全くない。
年越しは除夜の鐘の音を聞きつつしんみりと一年を迎える日本の伝統的なスタイルに対して、バリ島では爆竹や花火で盛大に騒がしく迎える。
こんなことを日本の住宅街でやったら間違い無く警察沙汰になってしまうだろう。
『ゆく年くる年』で映し出される雪がしんしんと積もったお寺などを眺めながら年越しそばをすすりつつ新年を迎える我々とは思想そのものが違うのだろう。
とにかく出来うる限りを尽くして盛大に騒がしく新年を迎えるのがバリのスタイルなのである。
正しく過ごす日本人、楽しく過ごすバリ人。
そんな違いが浮き彫りになってくるのだが、どちらにもいい部分があるのを知ってしまったのだった。。

まあ、こいったスタイルの違いもあるわけなのだが、それを差し引いてみても新年的な気持ちの盛り上がりが一切湧いてこない。
たぶんそれはきっと『夏』であることが最大の要因なのだろうと思う。
やっぱり年末年始というのはある程度寒くなくてはならない、というのが日本人の感覚の中には息づいている。
汗をぬぐいながら「明けましておめでとう」といったところでなんとなく雰囲気が出てこない。
汗を滴らせながら雑煮をすする。
んー、なんだかな〜。
お年玉袋の中にルピー(インドネシアのお金)を忍ばせてみたところでどうもナンダカね〜。
なんだかんだと言ってみても、40回の年末年始を冬の日本で過ごしてきたわけなのでやはりどうしても夏の年末年始は気持ちの部分での盛り上がりに欠けてしまうのは致し方ないことなのかもしれない。
>> 次のページは >> 2017年の展望は述べない理由

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フィリピン、バレルでバレルだぁ〜の旅 〜その1 こうして旅は始まった〜

まさか実現するとは!!

まさか実現するとは!!


気が付いてみるとすっかり旅が仕事になっている。
旅を続けていくには旅を仕事にするしかない!という単純な発想が端を発して今のライフスタイルがある。
まあでも理想なんてもんは叶ってしまうとそれはそれで現実になってしまい、いい部分のついでに悪い部分も見えてくるものだ。
旅に出れるってことは今でも嬉しいものであるが、やはり現実的には生活の糧となっているわけなのでそれなりにプレッシャーもある。
お気楽な一人旅とはわけが違う。
初対面の仕事関係の人たちと旅することだって少なくない。
それなりに気を使うことだってある。
贅沢者と言われてしまえばそれまでなのだが、それが今のボクを取り巻く現実なのである。

エアポートリーフでサーフィンをしたある日のこと。
いつものようにダラシなくビンタンビールに溺れかけているうちにフィリピンに行こうという話が持ち上がった。
「フィリピンにさあ、バレルってとこがあってさ、そこのバレルがすごいのなんのってさあ」
日本からやってきていた謎の男、ミスターM`sいわく、そこにはとんでもなく素晴らしい波があるらしいのだ。
「ん? バレルがどうしたって?」
「バレルのバレル?」
「なんだかややこしいな〜」
テーブルを囲ってた酔っ払いの赤ら顔たちが口々に好き勝手なことを言い始めた。

フィリピンといえば真っ先に思いつくのがクラウドナインだ。
しかし、そこの波をゆうに凌駕してしまうような波がそこにはあるという話だった。
しかもまだ欧米からのサーファーの姿はなく混雑とは無縁とのこと。
おまけにフレンドリーなロコサーファーたちが歓待してくれるというではないか。
バリ移住当初からの友人であるクタのレジェンドサーファーのキックが「イクカー」と酒臭い息を吐く。
「アヨアヨ(インドネシア語で「イクカー」の意味」とサヌールロコサーファーのコマンが合いの手を入れる。
バリ在住サーフフォトグラファーKen-Gくんが「行くっしょ〜〜」とわかりやすくテンションを上げた。
「よ〜し、お前ら! まとめて全員連れてったるぞ〜」と謎の男ミスターM`sが赤目虚ろ目で大風呂敷を広げた。

大体にしてこういった酒宴の席での話は勢いだけで実現することはほとんどない。
誰も期待はしていなかった。
しかしこのミスターM`sという謎の男。
一度口に出したらそれを実現してしまうという謎の力を持っている謎の人物なのである。
ある日、着信音とともにボクの携帯電話の画面に『ミスターM`s』の名が刻まれた。
開口一番、「おい、チケット取ったからな」と怒鳴るような声が耳に飛び込んできた。
ボクはその連絡にわかりやすくうろたえた。
「マ・マジっすか?」
「マジだよ〜」
この日を境にバリ島がザワザワと騒つき始めた。
キックから「聞いた?」と電話が入り、Ken-Gくんは「やーばいっしょ〜」を連発していた。
そしてコマンは興奮のあまり不眠に陥っていったのだった。
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