SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

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サマサマ号でゆく、スンバ島の旅。 〜 その3 伝説の波との遭遇 〜

伝説のレギュラー

伝説のレギュラー


サーフアイランドとしてのスンバ島のポテンシャルは計り知れない。
マラリアの蔓延やインフラの未整備などが要因で訪れるサーファーは決して多くないが、ボートトリップであればその辺りの問題は軽々とクリアしてしまう。
海上で寝泊まりするので蚊問題はないし、ボート内のインフラは十分整っている。
海上がりにゲロを吐くまで冷えたビールを飲み続けることだってできる。
日本から持ち込んだ食材を使って日本食を堪能することだってできる。
その上経験豊富なキャプテンがスウェルの方向や風向き、潮の状況から判断し、最適と思われるポイントまで連れて行ってくれる。
我々サーファーはダラシなくボートに揺られながらポイントに着くのを待つだけだ。
通常の旅で見舞われる数々のトラブルなどとは無縁の世界。
そういったトラブルこそ旅のエッセンスになったりするので少々の物足りなさは感じてしまうのだが、でもやっぱりトラブルなどないに越したことはない。
要するにボートトリップとはスンバのような過酷な辺境地でこそその本領が発揮されるのだ。
ボートでは和気あいあい

ボートでは和気あいあい


さて、いよいよ旅も後半へと突入していく。
急速にサーフジャンキー化していく旅のクルーたち。
何しろボートトリップではサーフィンをする以外の選択肢はほとんどないのだ。
自然と体は絞られ、ヒゲを剃るのも億劫になり、シャンプーをする回数も徐々に減っていく。
獣のような匂いを発しながら野生化しつつ波と酒に身を委ねていく。
取り返しのつかないほどの現実社会との乖離が始まっていく。
もうそれまで抱えていた悩みなどどうでもよくなってきてしまう。

ただ、『今』を感じるだけの時間。
海風が身体を包み込む。
陸に目をやると乾いた岩肌とその奥にはジャングルが広がる。
時折、筋状に上がる煙が人間の存在を示しているが、それ以外で人の気配が感じられることはない。
文明社会が恐ろしく遠い存在に感じられる。
携帯の電波など届くはずもなく、i-phoneの電源はオフのままだ。
何もかも捨てて、このままこんな原始の世界に身を委ねたい。
そんな欲求が頭をもたげてくる。
社会復帰レッドゾーンにメーターが達していることに恐怖を感じつつもそんなことですらどうでもよくなってきてしまう。
それほどまでにリラックスした時を過ごすことができるのだ。

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サマサマ号でゆく、スンバ島の旅。〜その2 心は真っ二つ 〜

Super funなレフト

Super funなレフト


 サマサマ号に乗り込むと否応無しに裸足生活が始まる。
ビーサンを所定の位置にしまいこむと旅の終わりまで持ち出すことはない。
何しろ旅中はサーフィンをしているか、船で過ごすかのどちらかというごくシンプルな生活を送ることになるのだ。
サーファーにとってはこれ以上ない贅沢な旅なのである。

前回のスンバトリップでは港から丸1日の航海を経てようやく1ラウンド目のサーフスポットにたどり着くことができた。
しかし今回はOMツアーさんとの打ち合わせで密かに初日の夕方からサーフィンができるプランを立てていた。
我ら塩漬け頭のサーファーたちであってもそういったところにはちゃっかり機転が効いてしまう。
午前中にバリ島を出発し、夕方には塩に浸かれるという魂胆なのである。

今回の旅にはサーファー御用達の波情報サイト『波伝説』から加藤社長をはじめ、3人のスタッフがクルーとして参加していた。
彼らは普段から波に点数をつけることを生業としている。
そんな彼らには今回の波に逐一点数をつけてもらうことにしてみた。
これは案外興味深い試みである。

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