SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

SWP | 365日、海! サーフィンと海遊びのブログマガジン

NALUがバリにやってキターーー vol 2

灼熱の太陽にさらされながらの取材

灼熱の太陽にさらされながらの取材

追い詰められると逃げる習性

「来週NALU取材クルーが行きますから」

ノンキそうに編集部員のMがいった。(vol1はこちら

ん?

来週来週って言っているけどそれって結局指を折って数えてみると4日後ってことだよね。これでも一応色々と他の媒体の仕事もしているわけなので、取材に1週間、取材後の原稿仕事に1週間が取れられてしまうのはなかなかなものだ。

しかもNALUの原稿締め切りは月末。ボクの抱えているいくつかの原稿の締め切りも月末。気持ちのいいくらいキレイにかぶってしまっている。とにかくNALU以外の原稿を取材が始まるこの4日間でやっつけなくてはならない。

焦れば焦るほどなぜか気がつくとYou Tubeで前日の広島カープのハイライトなどを食い入るように見てしまっているダメなボク。本来人間という生き物は追い詰められると逃げるという野生的習性が備わっているのだ、などと人間界全体の習性のせいにしまっているようでは救いようがない。でもまあボクはそんな弱い人間なのである。

謎の不安感がNALUを救う??

そんなこんなで取材2日前の朝を迎えたわけであるが、そこで突然謎の不安感に襲われた。

このまま取材に突入してしまって大丈夫なのだろうか。

カメラマンとエディターが日本からバリにやってくるのに果たして段取りなしで取材に突入しちゃっていいのだろうか。

「時間がないから段取りはできないよ」と事前にNALU編集部に伝えているとはいえ、さすがにマズくね?

いや、絶対的にマズイでしょ〜。

ということである程度見通しのついたその他の原稿を一旦脇におき、取材のスケジューリングとアポ取りをすることにした。小手調べに近所のめぼしいレストランなどに取材のオファーをしに足を運んだが、にべもなく断られてしまった。

雑誌に無料で掲載されるわけだから取材を断るところなどあるわけないとタカをくくっていたが現実はそう甘くはなかった。お店に決裁権を持つ人間がいない場合はほとんどのケースで取材を拒否されるという現実に直面した。まあ、そこで働くスタッフからしてみたら余計な仕事を増やしてくれるいい迷惑くらいにしか思われなかったのかもしれない。

思うようにアポが取れず焦りに包まれるボク。

ヤバイじゃん、ヤバイじゃん。

バイクにまたがり、チャングー、ウルワツ、スミニャックと『突撃アポなし取材アポイント取り』を敢行した。と同時に、とにかく恥を忍んで友人知人たちに情報を聞きまくる、というゲリラ作戦を決行。

逃げられないくらい本気で追い詰められるとボクのような逃げ腰人間でもなんとか形になるものだ。取材クルーを迎えに空港に行く頃にはなんとか取材スケジュールの骨格が出来上がっていた。

 無事出版を迎えて

原稿を書き終え、無事出版を迎えた今思う。

あの朝、謎の不安感に襲われなかったら惨憺たる結果になっていただろう。

きっと行く先々で取材を断られて、心が折れていたはずだ。

そしておそらくここまでの特集ページは作れなかっただろう。

世に言う『いつでも前向きでポジティブに!』なんてのはつくづく大嘘で、時には不安感やネガティブな感情をきっかけに行動することが結果につながるということもある。

とにかくあの朝の謎の不安感に感謝だ。

 

というわけでNALU No106が9月8日に無事出版された。

バリ島のコアな情報をたっぷり掲載しているのでバリに興味のある方はぜひ書店で購入していただきたい。

たまにはサーフィン専門誌を買いましょうよ(笑)

 

有本圭

※facebookアカウント『Kei Arimoto』では友だち上限に達してしまったため、『フォロー』という形でこれからも皆さんと繋がっていけたらと思ってます。

インスタグラムkeiarimotoではバリ生活をほぼ毎日アップしてます。こちらも是非フォローしてくださいね!

タグ: , ,

NALUがバリにやってキターーー

NALU number106

NALU number106

一本の電話から

 

8月のある日のこと。

サーフィンの専門誌、NALU編集部から連絡が入った。

唐突的に「バリの特集をやりたいのですが、今月のスケジュールはどうですか」という内容だった。8月は特別な用事もなかったので、まあご協力はできると思いますよ、と軽く返答してしまったところから話が始まった。

「あー、よかったです。では早速なんですが」とその編集部員は畳かけてきた。

話を聞いていくうちに少しずつ企画の全容が明らかになっていった。

「特集って、それ、巻頭企画だよね」 ※巻頭(かんとう)企画=雑誌の前半部分を占める最も大きい特集。

「そうなんすよ」

おお、随分軽〜いタッチでも伸びのあるストレートを投げ込んできたな。よくよく聞いてみると70ページにも及ぶ大特集ではないか。しかもこの時点で締め切りまで3週間を切っている。

あのさ、これさ、間に合うの?

「合うの」の部分でわかりやすく声が裏返ってしまった。

 こうしてNALUの渦に巻き込まれていった

 

それからバリの平和な日常が5日ほどすぎていった。NALUのことは頭の片隅にまで追いやられ、「ああ、やっぱり海上がりのビンタンはうめえな〜」などとノンキに暮らしていた。

こういう雑誌の企画はまさに下駄を履くまでわからないというのがこの業界での常識で、「あ、スンマセン、あの企画流れちゃったんですよ」ということが日常的に起きる。なので、下駄を履く前からアレコレと頭を悩ませたり、気を利かせて準備を進めたりは一切しないという方針を貫いている。

エアポートリーフの船着場でいつものようにアルコール分を体内に流し込んでいると電話が鳴った。誰だ誰だ、ド天然嫁か、などとI phoneのディスプレイを眺めるとNALU編集部からだった。

酔いどれのボクは、NALU? ふむ、そういえばナンカあったなと電話に出た。

編集部員Mは電話口で「来週、取材クルーが行きますんでどうかどうか宜しくです」なんてことを案外のんびりそうにいっている。

「ホントにやるの?」

「もちろんですもちろんです」

うわ〜〜〜〜〜〜。

それまで心と体のつなぎ目をダラシなくユルめていたアルコールたちがさっと血中に吸収され、我に返った。

こりゃ大変だ。

本格的に大変だ。

摂氏30度、湿度30%、風速3mの南国でノンキにビールを飲んでいたら、いきなり大雨洪水強風突風高波落雷警報が発令され、ふと空を見上げると濃い灰色の肉厚な雲たちが目でも確認できるくらいの速度でこっちに向かってきている、とまあそんな心境になった。

慌ててビールを置き、「水、水。水を一杯ワタシにください」とワルンのおばちゃんに水をもらい、トイレで出すもん出して、「なんかちょっと帰らきゃいけなくなったわ」とその辺にいたいろんな人たちに挨拶して、その場を後にした。

あわわわ。

70Pだったよな?

わわわわわ〜。

この時はナンダカ知らないけど恐ろしく大変な事態に巻き込まれてしまったようだぞ、ということだけははっきりしていた。

つづきはこちら

※facebookアカウントKei Arimotoでは友だち上限に達してしまったため、『フォロー』という形でこれからも皆さんと繋がっていけたらと思ってます。

インスタグラムkeiarimotoではバリ生活をほぼ毎日アップしてます。こちらも是非フォローしてくださいね!

タグ: , ,

© 2010 SWP | サーフィンと海遊びのブログマガジン. All Rights Reserved.

出欠管理・スケジュール管理に『サークルスクエア』

http://wakutuku.jp/